x.y.zの形式はセマンティックバージョニング(Semantic Versioning)の標準に従う名称です。
これは、ソフトウェアのバージョン番号をどのように割り当て、増加させるべきかを定義したもので、xはメジャーバージョン、yはマイナーバージョン、zはパッチバージョンを表します。
これらのバージョン番号は以下のような意味を持ちます。
- メジャーバージョン(x):互換性のないAPIの変更が含まれている場合に増加します。
- マイナーバージョン(y):新機能を追加し、それが下位互換性を持つ場合に増加します。
- パッチバージョン(z):下位互換性を持つバグ修正が行われた場合に増加します。
セマンティックバージョニングは、ソフトウェアの変更内容を明確に伝えるための重要なツールとなっています。
具体的なバージョン番号の割り当てや増加の方法は、開発者のチームやプロジェクトによりますが、上記をルールは守った方がいいでしょう。
セマンティックバージョニングはガイドラインであり、厳密なルールではないため、実際の運用は開発者の裁量に委ねられています。
各種バージョンアップ
バージョン番号は通常、「メジャーバージョン」「マイナーバージョン」「パッチバージョン」の形式で表されます。
例えば、1.3.5から1.3.6へのアップデートは、パッチバージョンが増えているため、パッチバージョンアップとなります。
マイナーバージョンアップは、例えば1.3.xから1.4.xへの変更の場合になります。
メジャーバージョンアップは、例えば1.x.xから2.x.xへの変更の場合になります。
セマンティックバージョニングは、ソフトウェアのバージョン番号をどのように割り当て、増加させるべきかを定義しています。
余談
バージョン番号だけだと管理がしづらいため、 「バージョン番号+リリース日」で管理・表示されるケースは多々あります。
特にOSやブラウザ、主要なソフトウェアなどの製品では、ユーザーや開発者にとって「リリース日」が重要な指標となるため、バージョン番号だけでなくリリース日を明記していることがよくあります。
日付をつけておく事で、いつリリースされたかが見ただけで分かるので、管理上非常に分かりやすくなります。