データベースのカラムとエンティティのフィールド名は、データを格納および操作する際に使用される用語です。
データベースとプログラムのデータを双方向で繋ぐ部分なので、名前はほぼ同じようになり、表形式のデータにおいてはカラム名≒フィールド名です。
それでも異なるものなので、異なる文脈で使用されます。
以下に、それぞれの概念と違いを説明します。
データベースのカラム(列)
- データベース内のテーブルに格納される情報を整理するために使用されます。
- カラムはテーブル内の垂直方向のセルで、特定のデータ型(整数、文字列、日付など)で表現されます。
- カラムは通常、データベーススキーマ(データベースの構造や設計)の一部として定義され、各カラムには一意の名前とデータ型が割り当てられます。
- カラムには制約(一意性、外部キー、NULL許容など)が設定され、データベースの正確性と整合性を保つのに役立ちます。
エンティティのフィールド名
- プログラミングの文脈で、エンティティは通常オブジェクト、クラス、または構造体などのデータ構造を指します。
- エンティティのフィールド名は、そのエンティティが持つ属性や要素を示す名前です。
- フィールド名は、プログラム内で変数やメンバー変数として使用され、エンティティの状態を表現するのに利用されます。
- フィールド名は通常、プログラマーがプログラム内でデータをアクセスし、操作するために使用されます。
最後に
データベースのカラムとエンティティのフィールド名は、データモデリングとプログラミングという、異なる側面に関連しています。
データベースではデータの整合性を管理し、エンティティのフィールド名はプログラム内でデータを操作するための方法を提供します。
データベースとプログラムの間でデータの双方向の整合性を保つために、これらの名前はほとんどの場合に一致する必要があります。