多くのSEO関連エントリーで語られる通り、圧倒的なPVを獲得する事はSEOと関係ないのは明らかですが、多くの場所でPVが示唆されます。
こう言われる理由は、個人サイトを運営している人なら分かると思います。
これはGoogleクローラーのクロールバジェットのせいです。クロールバジェットという用語は、公式の単語ではありませんがよく使われます。
クローラはサイト全てのURLを見にいくわけではなく、サイトごとに「Googlebotが一定期間にどれぐらいページを見に行くか、クロール可能なURLの割り当て数」というものが存在しています。
例えば、渋谷の飲食店をまとめたサイトを運営していた場合、コンテンツを増やすために、渋谷の料理道具のお店をまとめた追加ページを作ったとします。
この時、法人サイトなら同一サイトに別のカテゴリーの内容を作成しても難なくクローラーの対象になりますが、個人サイトだとこのケースがかなり厳しいのです。法人サイトでも、ブログのような個別に独立したコンテンツだと検索結果に出て来ない状況がよく起こります。
実際、クローラーはPVの量と質とページの表示速度とクロール制限などを見て、Google Search Consoleのインデックスの登録を行います。なので個人で運営しているサイトだと、インデックスが登録されていたり、されていなかったりするページがまばらになっている状況を見た事があるでしょう。
個人のサイトだと「URL 検査ツール」を何度直叩きしても、登録されないケースが頻繁にあります。
しかし、外部にリンクを貼ってそこから一定数以上の通常通信のPVが獲得出来るとクローラーに登録されます。
この事象自体が「卵が先か鶏が先か」の様な現象のため、PV数を求める事が言われてしまうのです。