SEOって何が何か考えた時に、検索結果に出るようにする事と考えがちですが、検索結果のに表示させることがSEOなのでしょうか?
これは正確には間違った認識です。
個人のサイトだと難しいですが、検索エンジンのクローラーを拒否しない限り、いつか検索結果には引っかかるようになります。
であればSEOって何でしょうか?
SEOは検索結果のより上位に載る為の技術です。
日本においての検索サービスのシェアはGoogleが約80%Yahoo!が約13%であり、YahooはGoogleの検索アルゴリズムを採用している為、実質「SEO = Google」対策になります。ちなみにMSのサーチコンソールもGoogleクローラーを踏襲するか選択することが出来ます。
良いSEOとは
検索結果の上位に載る為に一番効果がある事を調べると以下の4つがよく出てきます。
- セマンティックなHTMLマークアップ
- metaに的確な情報を入れる
- 圧倒的なPVを獲得する
- 低い離脱率と長い滞在時間を目指す
一番効果があるとされているのが4つ目の「低い離脱率と長い滞在時間」で、実はそれ以外の3つはタダの基本でありそれほど効果がありません。
そしてこれを実現するには「UX≒離脱率低下と滞在時間向上」が必要になって来ます。
一番分かりやすく体現しているのが「歌詞サイト」です。
歌詞サイトは、例えば検索条件がカタカナで、本来の結果が平仮名であった場合でも、お構いなしに検索上位に表示されます。更に、HTML構文の中に検索したカタカナが無い場合などザラにあります。
歌詞そのものがページ内に存在していないのにも関わらず、検索結果1位を獲得するのは、小手先のテクニックではなく、性質上ユーザが真に求めている情報を提供しているサイトだからです。
ただし、価値のないサイトが検索上位に上がってくるのは、日本向け検索の最適化がいまいちな部分が有るからというのもあると思います。
SEOの効果 クリック率を上げる
SEOにはもう一つの効果があります。それは検索結果のクリック率を上げる技術です。
検索結果をリッチし、ユーザに選んでもらいやすくするのに必要になるのが、構造化データです。
例えば料理の仕方を検索した時に、レシピの画像や、投稿してからどれくらい時間が経過しているかなど詳細な情報が表示されているはずです。
パンくずリストや、カルーセルが検索に効果があると言われるのはこういった構造化データに着眼した結果です。
他にも、一般的に構造化データを使用すると思われる機能は下記の通り結構あります。広告に使われるようなカテゴリーが多いため、そちらに影響されている情報というのも有るのかもしれません。
- Article
- Book
- Course
- COVID-19
- Dataset
- Employer Aggregate Rating
- Event
- How-to
- Job Posting
- Logo
- Movie
- Product
- Q&A
- Recipe
- Speakable
- Video
- 画像のライセンス
- パンくずリスト
- 職業訓練
- カルーセル
- ローカルビジネス
- 評論家レビュー
- 給与推定額
- クチコミ抜粋
- サイトリンク検索ボックス
- ソフトウェア アプリ
- ファクトチェック
- よくある質問
- 定期購入とペイウォールコンテンツ
パンくずリストをページに設置せず、構造化データだけをマークアップするという手段もあります。しかし、構造化データだけを設置するのはガイドライン違反なので気をつけましょう。
より詳しいSEOの基本について
SEOの知識が欲しい人は、まずGoogle検索セントラルの「初心者向け SEO」と「上級者向け SEO」の項目を読むべきだと思います。
SEO関連の最新情報はJohnをフォローしておくと間違い無いです。
Googleが初心者向けに提供している動画コース(Youtube)があります。