SEOの根本的な考え方は「Google が掲げる10の事実」に基づくとされています。個人的には、状況によってかなり背反した事を言っているので、参考にしようにも難しいところはありますが、一頻り確認しておいた方が良いです。
Googleが掲げる10の事実はこちらから確認出来ます。
Googleが掲げる10の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
10個を列挙していくと、非常に抽象的なことが書いてありますが、これを解体していくと以下のような解釈になります。9と10は社訓ですね。
- UXの向上を考える
- 専門性の高いものを作る
- ページ速度改善をする
- 的確な被リンクをする
- モバイルファースト
- 広告出すのはいいけど内容と乖離してはいけない
- 検索結果にはサイトの情報以外にも、画像や住所や電話番号などを載せれるように発展しているので、そちらも考える
- Google翻訳で海外のページも見れるようにしているので、自国民だけが見るとは考えないこと
- Googleの社訓
- Googleの社訓
E-A-T Expertise/Authoritativeness/Trustworthiness
SEOを考えてサイトを作成するのであれば、専門的な表現としてE-A-Tを考える必要があります。
EATはExpertise/Authoritativeness/Trustworthinessをそれぞれ表したものです。
Expertise 専門性
- テーマが統一されている。
- 問題が解決できる。
- 新しい情報を得られる。
- 情報が網羅されている。
Authoritativeness 権威性
- そのコンテンツが他のサイトやSNSで紹介されている。(被リンクの数)
- そのサイトや運営者情報が他のサイトやSNSで言及されている。(サイテーション,引用)
Trustworthiness 信頼性
- オリジナル情報を発信している。
- サイトが安全である。
- ドメイン所有者が信頼をおける人物(法人)である。
SEOを考えたサイトを作成する場合、ここであげた3つのカテゴリーを意識する必要があります。これを踏まえてSEOの基本で書いた、構造化データを考える必要があるのです。
Google Search Consoleオフィスアワーでも触られていますが、基本的にはGoogleを意識せず、ユーザーファーストのサイトや記事を作成していく必要があると言っています。日本の検索環境は価値のないサイトが上位にヒットしやすいので、Google自身が矛盾したことを言っている辺りSEOは難しい所です。