ffmpegを使えばts(動画ファイル)をmp4に変換出来るので、コマンドラインからも実行出来ます。
ffmpegはオープンソースのマルチメディアフレームワークであり、音声や動画の変換、録画、ストリーミング、編集など、さまざまなマルチメディア関連のタスクを実行することができます。
Macでffmpegを利用するためには、以下の手順に従ってインストールする必要があります。
Homebrewのインストール
HomebrewはMac用のパッケージマネージャーで、ffmpegを簡単にインストールできます。
まだインストールしていない場合は、ターミナルを開いて以下のコマンドを実行してHomebrewをインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
ffmpegのインストール
Homebrewを使ってffmpegをインストールします。
以下のコマンドをターミナルに入力して、ffmpegをインストールします。
brew install ffmpeg
ffmpegの利用
インストールが完了すると、ffmpegと関連ツール（ffplay、ffprobeなど）が利用可能になります。
これでMacのコマンドラインからffmpegを使用できるようになります。
使用例として、以下のようにffmpegを使ってMP4ファイルを別の形式に変換することができます。
ffmpeg -i input.mp4 output.avi
ts mp4変換
コマンドラインのffmpegを使って、TS（Transport Stream）ファイルをMP4に変換する方法は、以下のコマンドをターミナルに入力して、TSファイルをMP4に変換できます。
ffmpeg -i input.ts -c:v copy -c:a copy output.mp4
速度優先（Fast preset）を使用すると、ffmpegは変換処理を速く行うように最適化されますが、その代わりにファイルサイズが大きくなる可能性があります。
速度優先のプリセットでは、再エンコード時により多くのビットレートを使用し、高品質のエンコードよりも効率を重視します。
速度優先のプリセットは、ビットレートを上げることで処理を高速化します。
そのため、元のTSファイルの品質が高い場合でも、再エンコードによって若干の品質低下が生じる可能性があります。
速度優先のプリセットを使ってTSファイルをMP4に変換するには、以下のように -preset オプションを追加します。
ffmpeg -i input.ts -c:v libx264 -preset fast -c:a aac output.mp4
上記の例では、-c:v libx264 でビデオコーデックをH.264（libx264）に指定し、-c:a aac でオーディオコーデックをAACに指定しています。
-preset fast は速度優先のプリセットを指定するオプションです。
品質が重要な場合や、再エンコードによる品質低下を避けたい場合は、速度優先のプリセットではなく、より高品質なプリセットを選択することが推奨されます。
