米政府が「ai.gov」という新サイトを7月4日に公開予定であることが、GitHubに一時公開されたページから明らかになりました。
GitHubにウェブサイトの初期バージョンが投稿された後、404Mediaの研究者によって発見されました。
これはトランプ政権によるAI導入推進の一環で、「政府のイノベーションをAIで加速する」ことが目的です。
このサイトは、政府機関がAIを活用できるよう支援するハブとして設計されています。
開発を担当するのは、トーマス・シェッド氏(イーロン・マスクの側近)が率いる技術変革サービス局(TTS)です。
ai.govには以下の3つの主要機能が予定されています。
- チャットボット
- 既存システムとAnthropic、Google、OpenAIのAIモデルを接続する統合API
- 各省庁でのAI導入状況を分析するツール「CONSOLE」
これらのAIはAmazon Bedrock経由で提供され、APIに掲載された多くのモデルは政府利用に必要なFedRAMP認証を取得済み。
ただし、Cohere社の一部モデルには認証がないとの指摘もあります。
2025年初頭には、マスク氏率いる「政府効率局」の方針により、大量解雇されたIRS職員の代替としてAIが導入されるとの発表がありました。
他にもSECや退役軍人省(VA)などがAI導入を視野に再構築の準備を進めていると報じられています。
米政府がAI活用を本格化させるのは、今後の大きな転換点となるでしょう。